「メグとセロンI/II 三三〇五年の夏休み」時雨沢恵一★★★☆☆
「メグとセロンI/II 三三〇五年の夏休み」時雨沢恵一電撃文庫 1559/1586 メディアワークス ISBN:978-4-04-867062-3
アニメにもなっている「アリソン」「リリアとトレイズ」シリーズの最新刊です。イラストはもちろん黒星紅白さん。
ただし、「アリソン」は読まなくても大丈夫です。「リリアとトレイズ」は、読んでおいた方が良いかな?でも、「リリア」は結局「アリソン」が必須なんですが。
このシリーズは、今の我々の世界のお話しでも、「キノの旅」の世界のお話しでもないので、世界観の把握が必要です。
その辺りの解説は「リリアとトレイズ」の感想に書きましたので、そちらをどうぞ。
あらすじを出版社から加工して引用しておきます。おかしいところがあれば、自分の加工ミスです。
あらすじ:
恋あり、友情あり、ミステリーあり、のドキドキハラハラワクワクドタバタ学園物語!!
ルックスも頭も良くて女子に大人気のセロン。
可愛くおとなしそうで実は正義感あふれる天然系(?)のメグ。
セロンの親友、熱血漢金髪のラリー。
長身でメガネをかけたサバサバ女子のナタリア。
美形長髪でちょっと皮肉屋のニック。
たった一人の新聞部員、カメラを手放さないジェニー。
――6人の個性豊かなメンバーによる、恋あり、友情あり、ミステリーあり、のドキドキハラハラワクワクドタバタ学園物語。
夏休みに入ってすぐ、親友・ラリーの誘いで、演劇部の合宿(手伝い)に参加したセロンは、メグも合宿に参加していることを知る。なんとか親しくなれないかと苦心するセロン。
そんな中、学校敷地内にある、今は使われていないはずの古い倉庫の地下に、謎の人物(?)が潜んでいるらしいことを知る。
セロンは、ラリーやメグを含んだ個性豊かな仲間たちと倉庫探索に乗り出すが??!?謎の人物の正体は――!? セロンの想いはメグに届くのか――!?
感想:
「リリアとトレイズII」の短編「メグとリリア」にも登場したリリアの親友・メグが登場する「リリアとトレイズ」のスピンオフ作品です。
時間的には、「リリアとトレイズ I・II そして二人は旅行に行った」と同じ辺りですね。
「リリアとトレイズ」のスピンオフとはいえ、リリアもあまり登場しませんし、第四上級学校での出来事なのでトレイズは登場しません。
ストーリー的は、あらすじ通り、今までのシリーズと違ってドンパチが出てこない学園ミステリ仕立てになっています。
でも、本当に謎という謎もどんでん返しも出てこずのジュブナイル小説仕立てですね。
でもキャラクター造詣がそれなりにハッキリしているので、もう少し年齢層が上でも楽しめるかな。
あ、冒頭に、このお話しだけ読んでも大丈夫的なことを書きましたが、世界観がストーリーのキーにもなりますので、シリーズを頭から読んでおいた方がいいですね。
時雨沢さんのお話しなので、相変わらずリーダビリティが高く読みやすいので、アニメなどでこのシリーズが気に入られている方は、読まれるといいのではないでしょうか。

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