「宙のまにまに」(4) 柏原麻実 ★★★★☆
「宙のまにまに」(4) 柏原麻実
講談社アフタヌーンKC ISBN:978-4-06-314495-6
何かコミックの感想を一つと思い、ちょっと発売時期とずれましたが最近お気に入りのこれを。
「Pandora Hearts」とも思ったのですが、まぁそちらは次にということで。傾向が全く違いますが。
これもアフタヌーンということで、講談社のアフタヌーン/イブニング系とは相性がいいのかな。手塚治虫大賞の「もやしもん」や「もっけ」、「おおきく振りかぶって」など取り上げるものが多いように感じます。
ひとまず出版社から4巻のあらすじを引用。
4巻あらすじ:
天文部ノンストップコメディ!
天文部、禁断の教師×生徒愛が発覚!?
超天然ハイテンション少女・美星とイケメン顧問・草間センセーのデート現場(!?)を突き止めた朔が見たものは?
高見女子高校・星座モエ〜な星猛者ズとの冬合宿では、姫に“白い魔物”が迫る!!
文化部青春白書、星とラブと笑顔がつまった第4巻!
全体概要:
ご存知ない方も多いと思いますので、簡単に内容を紹介します。
−−−−−
主人公である「大八木朔」は、高校一年生。
高校入学を機に、幼いころに暮らしていた町に引っ越してきます。しかし、彼にはこの町にはいやな思い出が。
それは、幼馴染の「明野美星」。粗雑な(?)彼女の行動が、朔にはトラウマになっていたのだ。
読書好きの朔は、美星とも関わることなく、静かで平凡な学園生活を送りたいと考えていたのだが、運命はそんな願いを聞き入れてはくれなかった。
そう、朔の入学した学校の先輩に、美星がいたのだ。朔は、いやおうもなく美星のペースにはめられ、彼女が作った天文部に入ることになってしまう。
そして、天文部を舞台にしたノンストップコメディが始まる。
感想:
何が良いって、高校の弱小文化部の雰囲気でしょうか。
どたばたでありながら、どこか暖かく懐かしい雰囲気で、なにかほっとさせるそんなお話です。
恐らく多くの方が言われていることとは思いますが、その暖かい感じや、コメディの展開の仕方は、『のだめカンタービレ』に似ています。作者の方も意識されているでしょうし、編集も同じ講談社ということでそういう戦術なのかもしれません。
主人公の朔が当然「千秋真一」で、美星が天然っぽさの弱い「のだめ」でしょうか(苦笑)。
講談社のモーニング系列は、男性誌にも関わらず『おおきく振りかぶって』や『天才柳沢教授』など女性を多く登用していますが、それが物語の雰囲気作りに影響を与えているのかも知れません。
さて、「のだめ」といいながら違う点が。
それは、恐らくはヒロインの立場である美星の視点で物語が描かれることが少ないことです。そのため、彼女の心の中があまり描写されません。それは、朔が居ない間に彼女に何があったかなどが、物語のキーになっているためだと思われます。
で、美星の代わりにヒロイン的な立ち回りをするのが、「蒔田姫」ちゃんです。全体のストーリーからすると、サブキャラだと思うのですが、彼女の視点の話が多く、自然と感情移入してしまいます。
彼女かわいいですね。自分的には、このマンガのキャラの中で一番好きです。できれば、年増先輩美星ではなくて、姫ちゃんと朔が結ばれるといいのですが。
あ、キャプした4巻の表紙には姫ちゃんがいない(涙)。
当初は、天文部と言いながらも、星に関するネタが少なくて不満でした。まぁ、弱小天文部で、望遠鏡もないため仕方なかったのでしょうが、県内高校天文ネットワークが登場してからは、星の話が増えて俄然面白くなってきました。野木城高校天文部がいい味出していることもありますが。
絵は、はっきり言ってまだ伸びしろの大きいこれから変わるだろうなという感じですが、いやみがなく、万人受けすると思います。今風の絵ではありませんが。
これからの注目作品だと思いますので、ぜひご記憶を。

なんだかアニメ化されそうな内容と名前ですね、と思った焦げ爆弾です。
でも、自分は「のだめ」は好きじゃないんですよね〜。
理由ですか?ただの見ず嫌いです。(おいっ)
だって、どうも、自分が見たい内容っぽくないし、絵の雰囲気好きじゃないし、アニメより先にドラマやってましたが、その雰囲気から好きじゃなかったので…。(ボロクソに言い過ぎだよ)
まあ、天体関係が題材だと、女性の食いつきが良さそうだから、意外とすぐに人気出たりして…。(文章に根拠なし)
ちなみに、フジのドラマ「天才柳沢教授の生活」(でしたよね?)はドラマなのに珍しく好きでした。
投稿: 焦げ爆弾 | 2008年5月11日 (日) 22:41
こんばんわ〜です。
>なんだかアニメ化されそうな内容と名前ですね
いや、アニメ化はどうでしょうねぇ。まだ4巻ですし。
>自分は「のだめ」は好きじゃないんですよね〜。
のだめは、とっつきにくいでしょうね。
自分もそうでしたが、マンガは読み出すと面白いです。
ドラマも面白かったですよ。上野樹里自体がけっこう好きだったのもありますが。
>、天体関係が題材だと、女性の食いつきが良さそうだから、意外とすぐに人気出たりして…。(文章に根拠なし)
いや、専門的な天文物って案外ないんですよ。「ふたつのスピカ」もちょっと違うし。
あ、昔の少女マンガ(20年前?)で日渡早紀が描いていましたっけ。
投稿: 藍麦 | 2008年5月12日 (月) 00:26
どうもです。
これは友人が持っているので、そろそろ借りて読もうと思っていました。
レビューのタイミングが完璧ですよ。(笑
学園もので天文部という設定のみは知っていましたね。
恋愛話も多少あると。
天文部の設定がある漫画を読んだことないので、楽しみですよ。
この土日に借りて読みそうです。
「Pandora Hearts」のレビューは、今週末に書けたら良いなぁと思っています。
先週の土日に書こうと考えていたのですが、バタバタしてしまったので。(汗
先を越されないように。(謎
投稿: マサ | 2008年5月12日 (月) 23:59
風呂上がりです(苦笑)。
>レビューのタイミングが完璧ですよ。(笑
それはそれは、是非読んでみてください。
ただ、アフタヌーンといいながら、内容的には少女マンガだと思いますので。
>天文部の設定がある漫画を読んだことないので、楽しみですよ。
天文部というと、う〜ん、かなり古いですが日渡早紀のマンガぐらいしか思いつきません。しかも、「花とゆめ」だし。
で、3〜4巻までは、その設定がほとんど活きていませんが、ご愛嬌ということで(汗)。
>「Pandora Hearts」のレビューは、今週末に書けたら良いなぁと思っています。
あ、ではそれはそちらにまずコメントということで(笑)。
投稿: 藍麦 | 2008年5月13日 (火) 00:19
おはようございます。
「のだめカンタービレ」の感じはしますね。
言われてみると・・・と思いましたけど。(笑
>朔が居ない間に彼女に何があったかなどが、物語のキーになっているためだと思われます。
これは納得しました。
その過去も気になる部分です。
しかし、天体の話を楽しむべき漫画なんですよね。
物語の裏を楽しむよりも。
この漫画で裏を楽しみにしている人は少ないと思いますけど。(苦笑
天体の話が面白いので、僕はアリだと思いました。
「こういう部活が高校のときにあれば、入ってたかも」と
思ってしまう僕は、影響されやすいのでしょうか。(笑
人間関係も同じようなものを求めてしまいますけど。(汗
「まったり」したいときに読むことはベストだと思いましたね。
今後、買ってしまうかも・・・。
投稿: マサ | 2008年5月25日 (日) 10:50
>おはようございます。
休日出勤でおまけに残業のこんばんわです(涙)。
>しかし、天体の話を楽しむべき漫画なんですよね。
天文は、結構表面的ですね。
これから、きちんと天体望遠鏡が出てくれば深まるのかもしれませんが...。
>天体の話が面白いので、僕はアリだと思いました。
そうなんですよね。
天文萌えの女の子たちが出てきますが、ああいう感じで誰でも楽しめるのが作者の目指すところだとすると、こういうアプローチもありなんでしょう。そうか〜。
>「こういう部活が高校のときにあれば、入ってたかも」
今のところ、その雰囲気が先行している気もします。
>「まったり」したいときに読むことはベストだと思いましたね。
奥の方は、繰り返し読んでますね。
自分も3周ぐらい読んでますが(汗)。
投稿: 藍麦 | 2008年5月25日 (日) 23:06