「灼眼のシャナSII」高橋弥七郎★★★☆☆
「灼眼のシャナSII」高橋弥七郎
電撃文庫 ISBN:978-4-04-867085-2
シャナの新刊は、短編集です。
前回の短編集がSだったので、S2というわけですね。「狩人のフリアグネ」を読むと、最後の短編集かという感じもしないではないですが、どうなんでしょうか。
前巻でちょっと変わったイメージがあったのいぢさんの絵は、ちょっと復活した感じがありました。
で、内容は3本の番外編短編と、1本のいつものやつです。
で、出版社からあらすじを引用しておきます。
あらすじ:
敵対してしまった悠二とシャナ。
これは、二人がまだ通じ合っていた頃の物語。
清秋祭を半月後に控えた御崎市。シャナの奇妙な行動を不審に思ったヴィルヘルミナが、悠二を帯同させ尾行を開始した。果たしてシャナが隠す秘密とは? まだ悠二とシャナが通じ合っていた頃の物語『ドミサイル』。
鉄面皮のフレイムヘイズ・ヴィルヘルミナが、陽気できまぐれなミステスと“紅世の王”のコンビ――『約束の二人(エンゲージ・リンク)』の『永遠の恋人』ヨーハンと“彩瓢”フィレスと出会う契機となった物語『ヤーニング』。
そして「コミック電撃大王」マンガ版シャナ作画・笹倉綾人とのコラボレーションで贈る、新米フレイムヘイズだったシャナの奮闘記『ゾートロープ』。
本編を補完するストーリー3本立てに加え、もちろん巻末にはあの“紅世の王”と人形型“燐子”も登場、短編集『S』シリーズ第2弾!
感想:
それぞれの感想。
1.『ドミサイル』
アニメと違い、登場が遅かった原作版のヴィルヘルミナが、悠二とというお話しです。ちょっとネタバレかも。
ちょっと盛り上がりに欠けるかもしれませんね。ヴィルヘルミナ属性がどれだけかにもよるかもしれません。自分は、ヴィルヘルミナ属性が低いので今一つ楽しめませんでした。
2.『ヤーニング』
これは、文庫書き下ろしですね。けっこう面白かったです。
特に、ヴィルヘルミナや『約束の二人(エンゲージ・リンク)』よりも、[百鬼夜行]のラストが楽しかったです。
3.『ゾートロープ』
お話し的には、一番面白かったです。
でも、初見ではないんですよね。以前に読んでしまっていたので。
ゾートロープとは、ソリットを使って残像現象を作り出す装置ですね。上手いタイトルです。
『震威の結い手』ゾフィー・サバリッシュが、実はシャナと関係していたという話しですが、それよりも“天壌の劫火”アラストールの態度が楽しいです。
4.『狩人のフリアグネ』
まぁ、いつものやつです。ちょっとギャグ度が足りません(苦笑)。
ということで、それなりに楽しめましたが、短編集としてはSの方が面白かったかな?「マイルストーン」の出来がよかったですから。
次は、本編ということなので、それを首を長くして待ちましょうか。

こちらのコメントはお久しぶりということで。
・・・多分。(笑
では1つ1つ。
「ドミサイル」
率直に言うと、イマイチでした。
>ヴィルヘルミナ属性
があっても楽しめないかなぁと僕は思いましたが。
オチも・・・ちょっと。
これを読み終わって、吉田さんの誕生会の話を何故か思い浮かべてしまいました。
雰囲気が似ているからかなぁ。
「ヤーニング」
良かったと思いますよ。
『約束の二人』とヴィルヘルミナの絡みは、現在のみでしかなかったので。
過去のやり取りがあって良かったかと。
でも、ああいう形での出会いだったんですね。
あと、[百鬼夜行]って生きているんですよね?
じゃあ、絡んでくる可能性も否定できないのかと思いました。
「ゾートロープ」
物語としてはコレが一番でしたね。
ゾフィーさんとの絡みを読んでみたかったのもありますし。
表紙の絵もこの話と絡んでいますしね。
良いですよ、表紙。(汗
「狩人のフリアグネ」
真面目な話ばかりでしたが、「通称」に関する話は良かったかと。
地味に細かな設定だと関心しました。
本編に期待がありすぎるためか、短編だと弱く見えてしまうのもあると思いました。
難しいところですね。
今回のが遅かった理由は、アニメの方に関わっていた時間が多かったのもその1つなんでしょうか。
大分待たされて短編でしたからね。
次回は本編なので、楽しみに待ちましょう。
なるべく年中に頼みます。
投稿: マサ | 2008年6月15日 (日) 23:22
12時間勤務進行が解けない困った。
>「ドミサイル」
>率直に言うと、イマイチでした。
これはそうですよね。
やはり、過ぎ去ったことのただの補填は、今一つ盛り上がらない。
>「ヤーニング」
>過去のやり取りがあって良かったかと。
これは補填ではなく、サイドストーリーですよね。
なので、良かったんでしょう。
ネタバレですが[百鬼夜行]は生きているでしょう。
>「ゾートロープ」
>ゾフィーさんとの絡みを読んでみたかったのもありますし。
そう、あの状態のシャナがどうして、ここまでになったかって疑問だったのですが、こうだったのかって感じです。
まぁ、シャナ中心がこれだけなので、どうしても点が高くなりますが。
>本編に期待がありすぎるためか
そう、いいところで、散々待たされていますから。
>なるべく年中に頼みます。
いや、この短編は、既出がほとんどなので、秋口にはと期待しています(鬼)。
投稿: 藍麦 | 2008年6月17日 (火) 01:21