「灼眼のシャナXVII」高橋弥七郎★★★半☆
「灼眼のシャナXVII」高橋弥七郎
電撃文庫 ISBN:978-4-04-867341-9
待っていましたよ~(号泣)。短編集を除くと、1年ぶりの本編新刊です。表紙のドレス姿のシャナ可愛い。さて、何のためのドレスでしょう。(微笑)
この前の巻のラストがアレでしたので、もう気になって気になって気になっていました。アニメ版や電撃系の本の感想のあちこちに、シャナの新刊を待つコメントをかいてしまっています。
で、待った甲斐があったという内容だったのでしょうか?
ということで、17巻感想行きます。
出版社からあらすじを引用しておきます。
あらすじ:
どうして──私に手を伸ばすの、悠二?
[仮装舞踏会(バル・マスケ)]の盟主・“蛇”との戦いに敗れ、シャナは『星黎殿』に幽閉された。
炎髪も灼眼も、今は紅蓮の煌きを失い、大太刀『贄殿遮那』は取り上げられた。自在の黒衣『夜笠』を身に纏うこともできない。なにより、魔神“天壌の劫火”アラストールの意思を表出させる神器“コキュートス”すら奪われている。
ベルペオルの宝具『タルタロス』によってその異能を封じられたシャナには、抗(あらが)うすべは残されていなかった。
──命を狙う存在がすぐそこまで迫っていたとしても。
星空を背に、その“紅世の王”は現れた。不意をつかれたシャナの見据える前で、“紅世の王”は抹殺の意思を呟く。
「おまえは──要らない」と。
感想:
これは時間が掛かるでしょうね。何しろ、新しい“紅世の王”や“紅世の徒”、さらにはフレイムヘイズたちが大量に出てきますし、それらの関係も整理しないといけないのですから。名前を考えるだけでも大変でしょうねぇ。(汗)
閑話休題、ストーリーは、うう~ん、なんともじれったいです。
灼眼のシャナは、シャナと悠二のそれぞれ想いを中心に、それに周りの人たちの思いが絡み合ってストーリーが構築されているとおもうのですが、前巻で悠二がああいう状態になったので、彼の想いがほとんど出てこないのです。それがじれったい。
あらすじにあるようにシャナが「手を伸ばす」から、自分の気持ちに気付くシーンは良かったですが。
まぁ悠二が何をしようとしているのかが、今後のストーリーのポイントだとは思いますので、それを書いてしまうわけにはいかないんでしょうね。
ということで、楽しみにしている人たちのために注意書き。
<以下、本の中身に言及している部分があります。未読の方はご注意を>
ところで、今回は本当に静かな内容でした。しかし、色々と謎の説明がされた巻でもありました。
『久遠の陥穽』や『大命詩篇』、そして[仮装舞踏会(バル・マスケ)]の本当の目的など、あっさりと言っても良いほど簡単に明かされています。今まで引っ張ってきたのは、何だったんだって感じもちょっとしました。(汗)
ただ、『久遠の陥穽』は、前の巻でイメージができていたので、あまり違和感はなかったです。『大命詩篇』も。そして、[仮装舞踏会(バル・マスケ)]の目的と結ばれると、ああそうなんだという感じですーっと繋がります。ここは、しっかりと考えてあったんでしょうね。
そしてもう一つ、“祭礼の蛇”が悠二と共存する理由もハッキリしました。“祭礼の蛇”側から見た理由ですけれどね。確かに『零時迷子』は便利ですねぇ。
でも、一つやっぱり、悠二が“祭礼の蛇”と共存する目的が分かりません。シャナを救うためという感じの表現はありますが、その手段は不明ですね。確かにフレイムヘイズの力を失ったシャナは、あまりにもひ弱で、ちょっと哀しかったです。
ところで、『大御巫(おおみかんなぎ)』“頂の座”ヘカテー様が途中で活躍されますが、あれはいけませんね~。あんなに感情に任せて行動されるのは、ヘカテー様ではありません。(涙)
最後に、この本で一番驚いたのが“屍拾い”ラミーこと“螺旋の風琴”リャナンシーです。彼は、てっきりフレイムヘイズ側に付くんだと思っていたんですよ。それがアレでしょ?びっくりしました。いや、ラミーの姿のままで、“螺旋の風琴”リャナンシーを名乗った違和感にびっくりしているのではありません。(汗)
で、次巻はいよいよ決戦、戦争ですね。楽しみですが、いつになるのでしょうか?
[仮装舞踏会]残留軍、“祭礼の蛇”、『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメル、『震威の結い手』ゾフィー・サバリッシュを頭とするフレイムヘイズ軍、大きく分けて四つのメンバーがそれぞれ秘めた策略が匂わされていて非常に気になります。あ、マージョリー姐さんの復活(苦笑)と、『ヒラルダ』の謎解きにも期待期待。
※注意:TBはフィルタに掛かると表示されないようです。エラーがない限り、恐らく届いていますので、別途承認することで表示されます(言及リンク頂くとましなようです)。ご容赦願います。
http://greensnake.blog70.fc2.com/blog-entry-443.html
http://blog.livedoor.jp/mattari_6/archives/51256426.html

こんばんは。
コメントしたい記事2つ目です。
あと、「とある~」と「とある~」です。(笑
増えてしまいました、ハイ。
>これは時間が掛かるでしょうね。
>何しろ、新しい“紅世の王”や“紅世の徒”、さらにはフレイムヘイズたちが大量に出てきますし、それらの関係も整理しないといけないのですから。
>名前を考えるだけでも大変でしょうねぇ。(汗)
沢山登場しましたねぇ。
[仮想舞踏会]側には沢山現れていたんで、フレイムヘイズ側はどうするんだろうと思っていましたけど杞憂でした。
・・・覚え切れません。(汗
これだけ登場させられたら、1人1人の関係を回収することや戦闘描写に時間がめちゃくちゃ掛かりますね。
どう表現してくれるのか楽しみです。
>今まで引っ張ってきたのは、何だったんだって感じもちょっとしました。
あまりにも大きな謎であったために、明かされてしまうとそういう風に思ってしまうかもしれませんね。
でも、しっかりと考えられていたと思いました。
全てが順序良く繋がっていましたからね。
どれが欠けても駄目と。
>シャナを救うためという感じの表現はありますが、その手段は不明ですね。
やっぱり、これが一番の目的なんでしょうか。
この物語では、「救う」という言葉は深い意味がありますね。
「フレイムヘイズから人へ戻す」ことを実行するために、“祭礼の蛇”と共存していたりとか?
あとは、御崎市を守るため?
でも、悠二の考えで行動している時点で僕の仮説である「悠二の意識は表面に出ていない」と矛盾するんですよねぇ。
・・・この仮説は却下しますか。(汗
この巻を読んでいると、どうにも悠二の意識が表面に出ていると思えてしまうんですよ。
>あんなに感情に任せて行動されるのは、ヘカテー様ではありません。(涙)
ヘカテーっぽくありませんでしたね。
今までの行動を考えると、「特に」ですね。
>彼は、てっきりフレイムヘイズ側に付くんだと思っていたんですよ。
前巻で[仮想舞踏会]側に付いていることを匂わす文がありましたね。
それもあってか、付くことにそこまで驚きはしませんでしたが・・・。
X巻での話を考えると、フレイムヘイズ側と考えるのは自然と言えば自然ですよね。
>で、次巻はいよいよ決戦、戦争ですね。楽しみですが、いつになるのでしょうか?
>[仮装舞踏会]残留軍、“祭礼の蛇”、『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメル、『震威の結い手』ゾフィー・サバリッシュを
>頭とするフレイムヘイズ軍、大きく分けて四つのメンバーがそれぞれ秘めた策略が匂わされていて非常に気になります。
>あ、マージョリー姐さんの復活(苦笑)と、『ヒラルダ』の謎解きにも期待期待。
アニメもありませんし、半年以内には発売して欲しいですね。
そして、大戦争です。
次巻だけでは終わりませんね、このボリュームだと。
最低で2巻は必要と思っていますが・・・、それでも足りないでしょう。
あと、サーレとキアラがどう絡むのか。
楽しみ過ぎます、ハイ。
投稿: マサ | 2008年11月20日 (木) 22:29
マサさん☆
お体は大丈夫ですか?
>これだけ登場させられたら、1人1人の関係を回収することや戦闘描写に時間がめちゃくちゃ掛かりますね。
恐らく、一人一人はできないでしょうね。
まぁ、あの中国地方のカッコいい設定も、一瞬で切って捨てた方ですから、上手く表現されるのでは。
>全てが順序良く繋がっていましたからね。
>どれが欠けても駄目と。
確かに上手く繋がっていました。早くから設定があったんでしょうね。
ただ、ヘカテー様が絡んでいる部分は、もう少し...いや独り言です。(苦笑)
>「フレイムヘイズから人へ戻す」ことを実行するために、“祭礼の蛇”と共存していたりとか?
>あとは、御崎市を守るため?
悠二が目的を持って行動しているのであれば、全てでしょうね。
>悠二の考えで行動している時点で僕の仮説である「悠二の意識は表面に出ていない」と矛盾するんですよねぇ。
>この巻を読んでいると、どうにも悠二の意識が表面に出ていると思えてしまうんですよ。
出ていますねぇ。
でも、「今はまだ」の可能性もあります。二人の人格がしのぎを削っている。
ただ、大戦は、悠二の意識ではない。
そう言う可能性でしょうか。
>前巻で[仮想舞踏会]側に付いていることを匂わす文がありましたね。
ありましたねぇ。忘れていました。
単に、ラミーで登場した場面から、人間に近いのかと思い込んでいました。
>アニメもありませんし、半年以内には発売して欲しいですね。
ぜひぜひ。
あとがきの雰囲気からすると、近い気もしますが、大戦を途中で切られるのも困るので、大戦を勢い良く書いて欲しいです。そのためなら、少し待ちます。(苦笑)
>あと、サーレとキアラがどう絡むのか。
あ、そうですね。絶対に出てきますね。
投稿: 藍麦 | 2008年11月21日 (金) 00:42