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2009年8月 9日 (日)

「断章のグリムXI いばら姫・下」甲田 学人★★★★☆

D「断章のグリムXI いばら姫・下」甲田 学人
電撃文庫 ISBN:978-4048679398

う~ん、何が悪かったのだろう?テレビチューナーが突然起動しなくなりました。しかたないので、ワンセグチューナーでスポーツニュース見ていますが、再インストールかな?キーボードが問題だなぁ。時間がないし。

さて、「断章のグリムXI いばら姫」の下巻です。どうやらドラマCDが出るらしく、甲田さんもお忙しいようで。こちらも忙しいので、今日一気に3本目の記事です。

いよいよ何か仕掛けるのかもしれませんね。テレビアニメは無理だと思うけれど。(汗)

ということで、「断章のグリムXI いばら姫・下」感想行きます。

上巻の感想はここです。

ということで、出版社からあらすじを引用します。

あらすじ:
「……し……白野さん? 雪乃さん!? 誰か……」

真っ黒に焦げたドアと壁と天井。ひっくり返って破壊された棚。庭に出されていた田上颯姫は、恐る恐る戻ってきた居間の前で立ち尽くす。床の凄惨な血溜まりと、ずーと廊下の向こうへと続く人間を引きずったような血の痕が残る、誰もいない返事もない居間の前で──。

始まりは『生まれ変わりの子供』の話を真喜多莉緒が母親に話したことだった。異形化した母親と荒んでいく家族関係、そして閉ざされた真喜多邸。雪乃たちを助けにきたはずの蒼衣も隔離され、惨劇は予想以上に拡がっていく。

抗える者が減っていく中、雪乃の身体に異変が──。

感想:
上巻に引き続いて、今まで最高の血みどろ絵巻です。ただ、被害者は、多くないんですけれどね。

今回の被害者というか出演者は、上巻でも少しそういう様子がありましたが、蒼衣たちです。

<以下、本の中身に言及している部分があります。未読の方はご注意を>

早々に可南子さんが酷い目にあって、雪乃さんも追い詰められてゴシックロリータの服も失い、今までで最悪の状態といってもいいでしょう。蒼衣も立ち上がれないほどのダメージを受けますし。

しかし、相手が強大でどうしようもなればなるほど、やはり最後は、蒼衣の〈目醒めのアリス〉に頼ることになるんですよね。最悪な状態からの一発逆転ができるのは、彼のこの〈断章〉だけですから。

ただ、今回の謎解きは分かりにくかったかもしれません。結局誰が〈潜有者〉(インキュベーター)かは分かっているんですから、あとはその背景を理解することだけが目的となるわけです。

ミステリ的に言えば、“Who done it.”ではなく、“Why done it.”、動機の追及という意味合いが強かったと言えるでしょう。「断章のグリム」では、その動機が配役によって明確になるわけですから、配役の追及ということになりますか。

しかし、その謎の提示は上手くいっていたかどうかは、ちょっと微妙ですね。結局〈断章〉の配役は、あれだったわけですけれど、それがサプライズになっていたかというと、微妙ですから。

配役を詰めるのは、上巻の感想でも書きましたけれど、「嵐の山荘」の状況には嵌まっています。ただ、やっぱり予想通り、山荘の外にいるメンバーが結局関係しているというのは、アンフェアですね。しかもそれが分かりにくい。

これから下巻を読まれる方は、リカさんの〈友達の友達〉、〈チェシャ猫〉について、もう一度確認しておいた方がいいでしょう。ラストにそれが説明されないので。

それを置いておいても、今までで最高ともいえるピンチは非常に読みごたえがありました。ドキドキして一気に読めてしまいます。そういう意味では、ちょっと新しい展開になってきたのかもしれません。風乃さんのあの態度も気になりますし。

http://novelno.net/archives/2009/08/07-005236.php

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「断章のグリムXI いばら姫・下」甲田 学人★★★★☆を参照しているブログ:

» [現代異能バトル][魔獣戦線][ラノベ][超人][シリアス]断章のグリム いばら姫(上)(下) (愛があるから辛口批評!)
断章のグリム〈10〉いばら姫〈上〉 (電撃文庫) 作者: 甲田学人 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス 発売日: 2009/04/10 メディア: 文庫 Amazon.co.jpで詳細を見る 断章のグリム〈11〉いばら姫〈下〉 (電撃文庫) 作者: 甲田学人 出版社/メーカー: アスキーメディアワ... [続きを読む]

コメント

こんにちは。
夏休みは、いかがお過ごしでしょうか。
・・・取れていなかったら、ごめんなさい。(汗

>テレビアニメは無理だと思うけれど。(汗)
無理だと分かっていても、やって欲しいところはあります。
そんなことを言っておきながら、見なかったりして。(汗
・・・あまりの怖さに。(怖い出来になるかどうかは別として

>蒼衣も立ち上がれないほどのダメージを受けますし。
蒼衣がここまでやられるとは思わなかったです。
「今回の話、どうなんの?」と思いました。

>最悪な状態からの一発逆転ができるのは、彼のこの〈断章〉だけですから。
最終的には、ココに落ち着くんですよね。
今回も今までとは違う内容であったと思いますが、また別の描写を見てみたいです。
蒼衣が締めるのではなくて、雪乃が締めるとか。
でも、それだと蒼衣の活躍が・・・ほとんど皆無になるんでしょうけど。(汗
使いどころが難しいですよね、最強に近い「ワザ」って。

>配役の追及ということになりますか。
僕は分かりにくかった方に1票を。
家に居る人が「限定されていた」ってのもあるからでしょうが・・・。
う~ん、ウマイ言葉が見つからない。

>リカさんの〈友達の友達〉、〈チェシャ猫〉について、もう一度確認しておいた方がいいでしょう。
リカってどこで登場しました?
短編の際に、登場したキャラでしたっけ?(汗
この辺りが、ほとんど分からなかったです。
キャラもそうですけど、〈断章〉も。

>ちょっと新しい展開になってきたのかもしれません。
上でも記述しましたが、物語に「味付け」をし始めてきたのかなと思いました。
そう考えると、次巻が楽しみです。
夢見子は予言ばかりで「現場」に居合わせたことが無いので、そのような話も
見てみたいですね。
ただ、神狩屋さんが店から出さないでしょう。(苦笑

>風乃さんのあの態度も気になりますし。
どこかで「風乃の態度」に引っ掛かったことは覚えているんですけど、
それが何だったのか全く思い出せない。(汗

マサさん☆
夏休みはいかがですか?

>・・・取れていなかったら、ごめんなさい。(汗
もちろん取れていませんとも。(爆)
来週から一転暇になりそうな予感がするので、どこかで休もうかと。

>無理だと分かっていても、やって欲しいところはあります。
まぁ、「ひぐらし」ができるくらいだからという意見もありますが、残酷描写よりも、リストカットがいけないだろうなという気がします。

>蒼衣がここまでやられるとは思わなかったです。
蒼衣は今まではお姫様で、守ってもらっていましたから。

>蒼衣が締めるのではなくて、雪乃が締めるとか。
あ、それは面白そうですね。あ、記事の記述が大間違いしていることに気づいた。(滝汗)
〈目醒めのアリス〉で〈潜有者〉を押さえても、実は〈異端〉化していてとかならできそうな感じ?

>僕は分かりにくかった方に1票を。
分かりにくかったですね。確かに。
同じ名前とかも影響しているかも。

>リカってどこで登場しました?
「金の卵をうむめんどり」の登場人物の名前を調べると面白いと思いますよ。

>夢見子は予言ばかりで「現場」に居合わせたことが無いので、そのような話も見てみたいですね。
夢見子だけ、〈断章〉のオリジナル(雪乃のオリジナルは風乃)が分かっていないので、何か仕掛けがありそうな気がします。

>それが何だったのか全く思い出せない。(汗
あれ?何でしたっけ?
風乃の〈断章詩〉を拒否しなかったことだった気がします。いやそれだと、雪乃さんの方か。

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