「とある魔術の禁書目録 (19)」鎌池和馬★★★☆☆
「とある魔術の禁書目録 (19)」鎌池和馬
電撃文庫 ISBN : 978-4048681377
アニメでは、外伝というかスピンオフ作品である「とある科学の超電磁砲」が大人気のような「とある魔術の禁書目録」の最新刊が出ました。というか、今現在は、ひょっとして「超電磁砲」の方が人気あったりして。(汗)
ただ、「超電磁砲」はあくまでも外伝なので、本筋はこちら「禁書目録」ですね。ただ、「禁書目録」も魔術サイドと科学サイドのストーリーがあるので、細かくいうと三本のストーリーが流れている感じがします。どこかで収束していくのでしょうか?
表紙は、一方通行(アクセレータ)と浜面 仕上ですか。ということは、科学サイドのストーリーですね。ということで、感想行きます。
小説版「とある魔術の禁書目録」の感想はこちら。
マンガ版「とある科学の超電磁砲」の第3巻の感想はこちら。最新コミックス版第4巻の感想はこちら。
アニメ版の感想はこちら(「禁書目録」、「超電磁砲」ともに)。
例のごとく、出版社からあらすじを引用しておきます。
あらすじ:
(15)巻、SSシリーズに続き描かれる、『学園都市の暗部』編!
学園都市の暗部で起きる事件を処理する『グループ』。最強の超能力者(レベル5)・一方通行(アクセラレータ)、魔術師でもあり能力者でもある土御門元春らで構成されたそのチームは、謎のキーワード『ドラゴン』について探っていた。それが、いまの“クソったれ”な現状を打破する唯一の手がかりであると信じて。
一方、上層部に無断で行っていたその活動を煩わしく思う者がいた。その人物は、学園都市で最高の権力を持つ統括理事会メンバーの一人。彼の強大な勢力が、『グループ』に牙をむく。
同じ時。元『アイテム』構成員の浜面と絹旗は、滝壺の見舞いにやってきていた。そこで突然巻き起こる、浜面の「バニーガール超好き疑惑」。どん引きする絹旗と滝壺を他所に、浜面は決死の釈明をするが……!?
感想:
う~ん、18巻の魔術サイドの話しでも書いたのですが、敵のインフレが激しすぎてちょっとついていけない感じも。
この19巻は、第15巻の科学サイドのストーリーの続きらしいです。あと、SS、SS2ともリンクするようで、それらを手元に置いて読んでくださいとのこと。15巻からは、間があいていますからね。
で、その15巻ですが、まぁ一方通行(アクセレータ)と垣根 帝督のあれが、話が大きくてちょっと唖然とした覚えがあります。日常サイドとの繋がりとも考えられる御坂 美琴、白井 黒子ちゃんが登場すればまだ救われた感じがありましたが。
ところで、今「禁書目録」は、主人公が4組います。
・上条 当麻×インデックス
・一方通行(アクセレータ)×打ち止め(ラストオーダ)
・浜面 仕上×滝壺 理后
・御坂 美琴
それぞれが、それぞれの役割りを持っています。「上条 当麻×インデックス」が『魔術サイド』、「一方通行(アクセレータ)×打ち止め(ラストオーダ)」が『科学サイド』。そして「浜面 仕上×滝壺 理后」は、『一般人(レベル0)』を代表する役割ですよね。滝壺 理后は、能力を使うと死ぬからですが。ここで浮いているのが「御坂 美琴」です。まぁ『超電磁砲』サイドと言えばそれでもよさそうですが、当麻が魔術サイドにいる限り、浮いた存在のままのような気がします。
さて、ちょっと話がそれましたが、19巻の感想を。
<以下、小説の中身に言及している部分があります。ネタバレはしないつもりですが未読の方はご注意を>
今回は、アレイスター=クロウリーの計画の誤差補正についての話しでした。学園都市自体が彼の計画の一部なんですが、様々な面から彼の目的であると思われる人工天使を使った魔術破壊計画(?)に誤差が出ています。そのイレギュラー補正についての争いなんでしょうが、土御門が『グループ』で外に出っぱなしなので、最後までよくわからないですね。最後の説明も説明する気がないと思いますし。(苦笑)
15巻同様に、激しいバトルが繰り広げられるのですが、今回は、「ドラゴン」というキーワードを巡る一方通行(アクセレータ)と、アレイスターの誤差である浜面の戦いが描かれていましたが、ハッキリ言うと、浜面側の戦いは過去の蒸し返しなのでちょっと面白みに欠けたかもしれません。ステファニーの印象が弱かったからかなぁ。この調子だと、2位の人もまた出てくるんでしょうね。
一方通行(アクセレータ)側も、親船 最中のシーン位ですか、カタルシスがあったのは。「ドラゴン」という言葉を巡る行動も相手を殺さないという理由だけに使われている感じがありましたし。最後、あれが出てきたときは、ちょっとおおっと思ったのですが、カットバックを多用しすぎているためか、そこまでの盛り上がりがありませんでした。「ドラゴン」をあそこまで引っ張ったんだから、浜面側ぐらいもう少し華々しく打ち上げてほしかったなぁ。こちらも、一方通行(アクセレータ)のチョーカーを狙う戦法に食傷気味だからかもしれません。彼のあれは、最初から何かあるって分かりましたし。
自分的には、自分的に一番盛り上がったのが、絹旗 最愛の戦いかな?
全体としては、激しい戦いで、盛り上がって面白かったとは思うんですけれどね。
ただ、今回は、バラバラだった物語を全て繋げるためのつなぎの回だと思いますので、次の20巻からが山場でしょうね。しかし、戦場があそこだと、美琴たちの出番はないなぁ。
追記:なんだか20巻を求めてアクセスされる方が多いので追記。20巻は、2010年3月10日発売です。
http://kodoku21.blog83.fc2.com/blog-entry-117.html
※注意:TBはフィルタに掛かると表示されないようです。エラーがない限り、恐らく届いていますので、別途承認することで表示されます(言及リンク頂くとましなようです)。ご容赦願います。

個人的には、インフレってのはそこまで感じませんでした(^-^;
今、思い返してみるとインデックスやミ―シャも最強レベルでしたけど、どちらも隙をついて……という印象でしたし
ここ最近は、初期に比べて主人公たちが敵ときちんと戦っているからなんだ!と、勝手に思ってたりします。
まあ、このままでは当麻なんかは見せ場がドンドン無くなっていく一方なのでそろそろ幻想殺しの秘密も明かされて欲しいな……と思っています。
確かに浜面側の戦いは15巻の蒸し返しだったので少し、面白みに欠けていたかもしれないですね(^-^;
ただ、15巻での麦野の印象を変えるにはふさわしい再登場だったかもしれません。やっぱりレベル5なんだなぁ…としみじみ感じましたし(苦笑)
そういえば、読んでいて想ったのですが この19巻と17巻の始まりは同じ日なんですね。
だとしたら、17巻で上条さんとインデックスを空港に届けるやり方がかなり荒っぽかったのも事件に巻き込まれていたからなんでしょうかね?
18、19巻で、それぞれを集結させてきたので次巻からは、今まで以上に盛り上がってくる可能性が高そうですね^^
キャラ数もかなり多くなりそうですし、なんだか1巻では収まらないような気がします(^-^;
当麻側の敵に至っては1巻程度で負けるのもあれですしこのままイギリスからあそこに移動して、学園都市へと移動するってのもあるかなぁ……と。
長文失礼しました
投稿: tube | 2009年11月10日 (火) 20:28
tubeさん☆
コメントありがとうございます。
>個人的には、インフレってのはそこまで感じませんでした(^-^;
ここは書き方が難しかったので、良くない表現でしたね。
戦い的にはそんなにインフレとは思わなかったのですが、あれほど激しくやられたあの方やあの方が死んではおらず、復活して出てくるなんて、ターミ○イーターかとか思っちゃいました。そこです。
>初期に比べて主人公たちが敵ときちんと戦っているからなんだ!と、勝手に思ってたりします。
なるほど。
自分的には、当麻が自力でなんとかできる範囲を超えてからの魔術サイドは、ちょっとインフレだと思っています。(汗)
>そろそろ幻想殺しの秘密も明かされて欲しいな……と思っています。
どうでしょうね。原石の秘密が先かなと思っています。
>やっぱりレベル5なんだなぁ…としみじみ感じましたし(苦笑)
前回のやられ方がよろしくなかったんでしょうか?
浜面との対決を見ていると、本当にター○ネイーターって思っちゃいました。(汗)
というか、浜面は幻想殺しのない当麻って感じですよね。
>上条さんとインデックスを空港に届けるやり方がかなり荒っぽかったのも事件に巻き込まれていたからなんでしょうかね?
あ、なるほど~。そういう考えもできますね。気がつかなかった。
>次巻からは、今まで以上に盛り上がってくる可能性が高そうですね^^
ええ、「科学と魔術が交わるとき」ですね。(笑)
楽しみです。
>このままイギリスからあそこに移動して、学園都市へと移動するってのもあるかなぁ
浜面と一方通行は戻れないので、どうなんでしょうね。
当麻だけならありそうですが。
というか、戻ってもらわないと、美琴たちの活躍の場がないか。(泣)
投稿: 藍麦 | 2009年11月11日 (水) 00:02
大分、放置しておりましたので。(汗
>今「禁書目録」は、主人公が4組います。
当麻は、魔術にも科学にも絡んでいますね。
どちらかと言えば、魔術になるのでしょうか。
浜面はSSで頭角を現してきましたが・・・、ここまでどっぷり物語に関わるとは思わなかったです。
彼らが交差するとき、禁書目録シリーズは終わりを・・・迎えるのかなぁ。(汗
>イレギュラー補正についての争いなんでしょうが、土御門が『グループ』で外に出っぱなしなので、最後までよくわからないですね。
最後まで、よく分からなかったです。
バトルの方の印象が強くて、土御門らの行動描写が少なかったからだと思いました。
>浜面側の戦いは過去の蒸し返しなのでちょっと面白みに欠けたかもしれません。
全く仰るとおりで。
これよりは、土御門らの登場シーンを増やして欲しかったなぁ。
>全体としては、激しい戦いで、盛り上がって面白かったとは思うんですけれどね。
魔術より科学サイドのバトルが、盛り上がります。
結局、バトルシーンも見たいし、話を進めて欲しいし・・・と欲深いんですけどね。(汗
20巻は、4組中3組が交差しそうですね。
美琴が登場しないから、終わりではないでしょう。
2位の方が、ひょっこり登場しそうな予感が・・・。
投稿: マサ | 2010年1月 3日 (日) 17:16
マサさん☆in禁書目録
こちらもどうもです。
>どちらかと言えば、魔術になるのでしょうか。
当麻は、両方の橋渡しにもなるのでしょうけれど、インデックスがいる限り魔術サイドだと思います。
>浜面はSSで頭角を現してきましたが・・・、ここまでどっぷり物語に関わるとは思わなかったです。
当初は、当麻が浜面の役割りだったと思いますけれど、超人化しちゃいましたからね。(苦笑)
その補填だと思います。
>彼らが交差するとき、禁書目録シリーズは終わりを・・・迎えるのかなぁ。(汗
いえ、原石問題が残っていますから、終わらないですね。
原石は今の主人公たちの中にはいないですよね。
>バトルの方の印象が強くて、土御門らの行動描写が少なかったからだと思いました。
今までは展開が分かりにくい時には、土御門がアレイスターやローラ=スチュアートと会話してくれましたから。
>これよりは、土御門らの登場シーンを増やして欲しかったなぁ。
キャラへの思い入れが、やっぱり浅いですからね。
>魔術より科学サイドのバトルが、盛り上がります。
やはり、魔術サイドは、闘いの規模がでかくなりすぎているんだと思います。
>2位の方が、ひょっこり登場しそうな予感が・・・。
ええ、登場という感じならいいのですが、いやな出方をしそうな。(汗)
投稿: 藍麦 | 2010年1月 4日 (月) 23:08