「ましろのおと」(4) 羅川 真里茂★★★★☆
「ましろのおと」(4) 羅川 真里茂
講
談社 月刊マガジンコミックス ISBN:978-4-06-371298-8
とっくに読んでいたんですが、感想を書のが遅くなりました。
ところで、『ましろのおと』の4巻には、イベント応募券が付いてきます。イベントは、どうも作者の羅川真里茂先生のトークと吉田兄弟のライブのようですね。吉田兄弟は、羅川先生とのトークもやっているので、この『ましろのおと』をバックアップというか、津軽三味線の宣伝なのかな。
津軽三味線に強くはないんですが、今の三味線界っていえば、やはり上妻 宏光と吉田兄弟って感じがするので、どうしもそうなるんでしょうか。
で、3巻が出たのが4月なので、月刊誌連載にしては刊行ペースが早い気がします。どんどん出るのは嬉しいのですが、表紙はコミックスオリジナルだと嬉しいなぁ。この4巻は、雪と緒方 洸輔、田沼 総一です。
ということで、感想行ってみます。
まずは、出版社からあらすじを引用しておきます。特集ページの動画がいい感じです。アニメ化もありそうですね。
あらすじ:(公式から引用)
津軽三味線甲子園「松吾郎杯」に向けて切磋琢磨する愛好会の面々。
指導者・大俵先生の発案により“夏合宿”に向かうことに‥‥松吾郎杯まで残り僅かな時間の中、それぞれの課題を克服できるのか!?
雪の団体戦への出場を知り全国の猛者たちも動き出す!
感想:
少年漫画らしく、三味線甲子園というか大会に向かうことになったわけですが、団体戦というのが上手く効果を出していると思います。
津軽三味線っていうと、皆さんはどういうイメージを持たれるか分かりませんが、自分的には、青森、雪、津軽海峡などとどうも冷たく、暗いイメージが強いです。太棹の三味の音は確かに力強いんですが、技巧を追う感じで、独奏のイメージなんですね。
本来、三味線自体は地味なものだったようですが、その辺りはこの4巻で詳しく描かれているので、それを読んでもらえれば。
主人公の雪は、卓越した技術を持っており、そこを深堀りしていってもいいんですが、津軽三味線のイメージ通りに、彼の性格はあまりにも地味です。(苦笑)物語にするのが難しそうです。それが団体戦で周りのメンバーと絡むことで、上手く回っている気がします。彼の色々な面が見えてきた感じがします。
特に、この4巻を通して悩み続けるのが前田 朱利ちゃんなのですが、雪の地味な態度が彼女の悩みを吹き飛ばすのがいいですね。
しかし、雪のような地味なというか感情を表現しない主人公ってあまりいない気がしますね。それが面白いところでもあるのですけれど。でも、それでいながら、彼が演奏するシーンは、感動的でもあります。面白いですね。
さて、次はいよいよ三味線甲子園ですか。そもそも、どういう大会なのか良く分かっていませんけれど。(汗)

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