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2016年12月26日 (月)

「いまさら翼といわれても」米澤穂信★★★半☆

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「いまさら翼といわれても」米澤 穂信
角川書店 ISBN:978-4041047613

「わたし、気になります。」って感じで待ってました。〈古典部〉シリーズの最新刊『いまさら翼といわれても』です。

〈古典部〉シリーズは、この前の「ふたりの距離の概算」が確か2010年6月ですか。6年半経ってますね。間にはアニメの放映もありましたが、それも2012年ですから色々と懐かしいですねぇ。ちょっと読み返そうかと思ったんですが、アニメの一括放送を見てしまったので、その流れで読み返しせずにそのまま読みました。

とはいえ、うちのブログでは、なぜか〈古典部〉シリーズのアニメは今でもアクセス多いので、まだまだ人気が高いということですね。

そろそろ〈小市民〉シリーズも読みたいんですけれどね。

ということで、〈古典部〉シリーズの最新刊『いまさら翼といわれても』の感想に行きます。

ということで、出版社からあらすじを引用しておきます。って短編集だけど。

あらすじ:
神山市が主催する合唱祭の本番前、ソロパートを任されている千反田えるが行方不明になった。夏休み前のえるの様子、摩耶花と里志の調査、課題曲、ある人物がついた嘘――奉太郎が導き出し、ひとりで向かったえるの居場所は。 そして、彼女の真意とは?(表題作)

時間は進む、わかっているはずなのに。

奉太郎、える、里志、摩耶花――4人の過去と未来が明らかになる、

瑞々しくもビターな全6篇。

感想:
久々の〈古典部〉シリーズは、ちょっと読んだ感覚が違いました。なぜかと考えてみますと、ホータローの一人称ものが少ないからでしょうか?ミステリの見せ方もミステリミステリした様子もかなり減っているような気もしますし。

といいますか、アレがないんですね。どうしてなんでしょうか。「わたし、気になります。」

ということで、短編集なので一つずつ感想を書いておきます。

◆「箱の中の欠落」

このお話しは、福部里志のお話しですね。ただ、物語りを語るのは、ホータローですけれど。

里志のホータローへのこだわりというのは、いままでも散々語られてきましたが、これはその延長線上ですね。ちょっと切ない。

ミステリ的には、最初から分かってしまいましたが、普通はそちらを本線に考えるのではないでしょうか?

◆「鏡には映らない」

このお話しは、摩耶花が一人称で語るお話しです。

お話し的にはちょっとひねってあって、謎を仕掛けるのがホータローで、摩耶花がその謎を解くという感じですね。なんとなく〈古典部〉シリーズっぽくないですね。

個人的には、結構後味が悪かったです。ミステリ的には、暗号物ですかね。

◆「連邦は晴れているか」

書かれた時期が一番古く、実は「遠まわりする雛」と「ふたりの距離の概算」の間の作品になります。そのためか、一番今までの〈古典部〉シリーズの印象ですね。「わたし、気になります」もありますし。

実は、この本の中で、これだけは既に読んでいました。

お話し的には、ホータローにしては動いているように見えますが、実際は動いていないですね。ミステリ的には、ちょっと無理がなると以前は思っていましたが、このミステリ色が薄い流れで読むとまぁ悪くないかなと感じました。

◆「わたしたちの伝説の一冊」

このお話しも、摩耶花が一人称で語るお話しです。流れ的には、「クドリャフカの順番」の系列的な感じでしょうか。というよりも、「クドリャフカの順番」の完結編という感じです。

ミステリかと言われると、犯人探しはしているけれど、ミステリじゃないという気がします。

個人的には、摩耶花の行動には納得できません。

◆「長い休日」

折木奉太郎自身の事件といいますか、ホータローの過去という感じの物語り。彼のモットーである「やらなくていいことはやらない。 やらなければならないことは手短に」という言葉の秘密が明かされます。

とはいえ、ホータローの一人称語りなので、自分の過去を自分で暴くという感じですか。

というよりも、ホータローとえるちゃんのお話しですね。二人の間が近付いた感じというか、最後のお話しの伏線という感じでもあります。

それにしても、「わたし、気になります」を使うタイミングはあるのに使わなかったのは、ラノベ色を排除したかったんですかね。

◆「いまさら翼と言われても」

ホータローがえるちゃんを追いかけるお話し。というよりも、えるちゃん自身の事件という感じでしょうか。

ミステリとしては、途中までですよね。しかもこの謎も謎というほどのこともなく、そうだろうなということは感じ取れます。ただ、それが理論的に解明できないだけですが。

ここでシリーズ終了と言ってもいい感じもしますが、それでもあの投げっぱなしはないですよね。続編できっちりと終わらせて欲しいです。

えるちゃんがあの後どうするのか、それをホータローがどう後押しするのか、「わたし、気になります」

「古典部シリーズ」の感想はココ
「<小市民>シリーズ」の感想はココ

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