「月館の殺人」(下)佐々木倫子×綾辻行人小学館イッキコミックス ISBN:4091883338
待ちに待ちました。「月館の殺人」の下巻です。上巻を読んだ時点では、本当に下巻で終わるのかっていう感じでしたが、とりあえずきちんと終わっているようです。
上巻の内容は、
「月館の殺人」(上)の記事を参照してください。あらすじもそちらを参照ってことで。
下巻では、上巻を受けて、殺人事件が連続殺人事件へと発展していきます。
ということで、読み終わった感想ですが、上巻よりも☆半分下がっちゃいました。ん〜ちょっとミステリ側に寄ろうと努力しすぎですかね。上巻では発揮できていた佐々木倫子の良さが少し隠れてしまっています。まぁ、あの動機での殺人ですから、どうしてもシリアスに寄ってしまうのでしょう。
<以下、本の中身に言及している部分があります。ネタバレにはならないようにしますが、未読の方はご注意を>
一番面白かったのが、やっぱり「月館の殺人」が「館シリーズ」だったこと。鉄道ミステリなんて上巻の帯に書いてありましたが、全然鉄道ミステリじゃなかったですね。てっちゃんミステリではありますが。
ミステリとしては、犯人が途中で分かってしまうのが難点ですね。どちらかというとハウダニットではなくフーダニットの展開だったので、犯人が早くから分かるのは減点ですね。
あと、難点と言えば、人を殺しすぎです。一応シリアルキラーの設定なのでしょうが、あれだけ人が死ぬと佐々木倫子の良さが出しにくくなります。
ところで、本の構成が面白いですね。袋とじならぬ色替えですか。ケレン味からいうと袋とじでしょうが、結構来ますね。
あと綾辻さんのあとがきですか。気がつかない人がきっとかなりいるはず。
もう一度このコンビで、本当の館ものが読みたいですね。
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